オフィス環境を大きく左右する喫煙スペースの実態について

オフィス環境を大きく左右する喫煙スペースの実態について

オフィス環境を大きく左右する喫煙スペースの実態について

みなさまのオフィスでは、喫煙スペースについてどれくらい配慮をしていますか? 日経BPインフラ総合研究所が2013年に実施した「オフィスビル喫煙スペース実態調査」では、賃貸オフィスビルのテナントと管理企業を対象に、喫煙スペースに関する意識などについて調査をした結果を発表しています。
日本の企業は喫煙スペースに対してどのような意識を持っているのか、それを知るための参考にしてみてください。

 

2016年の全体喫煙率は19.3%

JT(日本たばこ産業)が2016年5月に実施した「全国たばこ喫煙者率調査」の結果によると、全国の喫煙者率は19.3%となっています。
これを男女別に見てみると、男性の喫煙率は29.7%と1965年の調査開始以来最低の数字となったものの、女性の喫煙率は9.7%と約50年間に渡ってほぼ横ばい状態となっています。 世の中全体で「タバコ離れ」が進んでいるとはいえ、それでも成人の5人に1人はタバコを吸っているという計算になります。

 

賃貸オフィスビルにおける喫煙スペースの実態

今回の調査で対象となった賃貸ビルのテナント企業の数は3997社、そのうち253社がアンケートに回答をしています。

喫煙スペースのニーズ

テナント企業に「ビル側で設置していてほしい設備や施設」について尋ねたところ、「全テナント向けの屋内喫煙スペース」を「設置していてほしい」または「どちらかと言うと設置していてほしい」と回答したのは合計で64.4%になりました。
この水準は「コンビニエンスストア」(64.9%)や「銀行のATM」(60.9%)とほぼ同じであり、いかに屋内喫煙スペースのニーズが高いかということが分かる結果となっています。

喫煙スペースのメリット・デメリット

テナント企業は、喫煙スペースのメリット・デメリットについて以下のように回答しています。

メリット
「たばこを吸う従業員の満足度を高める」
「たばこを吸う従業員、吸わない従業員が、ともに快適と感じるビルづくりに寄与する」
「たばこを吸わない従業員の満足度を高める」
など

デメリット
「設置・管理・維持に相当な費用を要する」
「賃貸スペースがもったいない」
「たばこを吸う従業員に仕事をサボる口実を与えてしまう」
など

コストやスペースの問題といったデメリットさえ解決できれば、喫煙スペースを設置することで従業員の満足度は大きく高められることでしょう。

 

管理企業が喫煙スペースを用意してくれない場合は?

オフィスビルによっては、ビル館内に喫煙スペースを用意してくれないところもあるのではないかと思いますが、そんな場合はオフィス内に喫煙スペースを設けるのもひとつの手です。
その際、喫煙室の設置などにかかる工事費は自己負担となってしまいますが、一定の条件を満たす事業主は、厚生労働省が管轄する「受動喫煙防止対策助成金」を活用することが可能です。
ひとりひとりの意見を集めた上でオフィス内の適当な場所に「喫煙専用の部屋」を設ければ、きっとそこで働く従業員の満足度向上に繋がることでしょう。

「受動喫煙防止対策助成金」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000127753.pdf

〇調査概要
・調査対象:
テナント企業=売上規模1億円以上かつ従業員規模50名以上のオフィスビル入居企業
管理企業=売上規模1億円以上のオフィスビル管理企業の喫煙設備の設置・管理担当者
・調査方法:WEB調査
※調査への協力を依頼するレターを郵送で配送、回答用WEBページに誘導
・回答状況:
テナント企業=対象企業数 3997件、回収数 253件(回収率6.3%)
管理企業=対象企業数4512件、回収数262件(回収率5.8%)
・調査日程:2013年2月22日~2013年3月18日

詳しい調査結果は以下のページからご確認ください
【調査レポート】「賃貸オフィスビルにおける喫煙スペースの実態」
https://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/knp/plus/20140606/665729/smorking_report.pdf

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