飲食店の立地を決めるときのポイントは?

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どこの街にも、「何度も飲食店がオープンするが、いつも長続きしない」という場所がひとつやふたつあるものです。なぜでしょう。原因のひとつとして考えられるのが、「飲食店に向かない立地である」ということです。このような場所にお店をオープンしてしまわないためにも、飲食店の立地について考えてみましょう。

 

人の流れはどうか

飲食店を成功させるためには、その場所にターゲット層となる人々が集まっている必要があります。しかも、ただ集まっているだけではなく、「飲食店に入ろう」というタイミングになったときに、その場にあることが大切になります。

ショッピングモールやアウトレットモールに入っているカフェやレストランが混雑していることが多いのは、そのお店がこの条件にぴたりと合致する場所だからです。ショッピングの後で休憩をするためのカフェや、映画の前に腹ごしらえをしておくためのレストランなどが併設されていれば、そこを訪れた人たちは自然とそのお店に入ることになるでしょう。

同じように、学校帰りに立ち寄っておしゃべりするようなお店であれば、近隣に大学や高校が多いとよいと考えられます。ただ、あまり学校に近すぎると嫌だという学生もいるでしょうから、若者が多く集まる学校近くの繁華街のほうが、より適していると言えるでしょう。

ただし、客層によっては、客単価が低く、回転が悪い可能性もあるため、魅力的なサイドメニューを展開するなど、採算がとれる工夫が必要になるケースも出てきます。

 

「コスト」を考えることも大切

駅前で人が多い場所や繁華街は、それだけ様々な人が集まっていますから、多くの飲食店にとって魅力的な立地になってきます。しかし、そうした場所は、それだけ店舗を借りるための賃料や保証料なども高額になります。それだけでなく、ゴミの処分にかかる費用や人件費なども、賑わっている場所は高くなりがちな傾向があります。

希望通りの飲食店をオープンできるかどうかはとても重要なことですが、オープンした飲食店を1年後、3年後、5年後も続けていけるかどうかというのも大切なことです。

ターゲット層の数だけでなく、回転率や客単価の予想に見合った、現実的な賃料の物件を選びましょう。

 

そもそも物件はあるのか

希望の地域があり、坪単価やほかの店舗の賃料などを調べていたとしても、ちょうどよい大きさや条件の物件が空いているとは限りません。お店の業態に合っているかどうかを考え合わせると、そもそも物件自体が見つからない場合もあります。

立地にこだわるあまり、必要以上に大きな店舗や、不必要な設備などが設置されている店舗を借りてしまうと、後から資金繰りに苦労したり、大がかりな内装工事が必要になってしまいます。このようなことにならないためにも、あまり考えずに店舗を決めてしまわず、慎重に事業計画を立てるようにしましょう。

持ち物件でない限り、空き店舗がなければお店をオープンすることはできません。選択肢の中から慎重に検討し、希望に合わない場合は、より長く時間みて探したり、探す範囲を広げるなどすることになるでしょう。

 

インターネットで立地の悪さをカバーできる場合も

例えば、「駅から徒歩10分以上かかる上に、細い路地に面している」といった、明らかに立地が悪そうな場所であっても、SNSなどで話題になったため爆発的に人気が出ることもあります。特に、若い世代が休日に訪れるようなお店や、「そのお店に行きたい!」と思わせる高級店などは、多少立地が悪くても、店舗の魅力によって人気が高まる可能性があります。

金額面などの問題から一等地に店を構えられないという場合は、広告などを使って認知を広げる戦略をとるのも、ひとつの方法です。

 

まとめ

飲食店の立地は、お店の成功を左右することもある重要なポイントです。飲食店の物件広告を小まめにチェックし、ターゲット層が集まる場所かどうか、希望に合う店舗かどうかを検討しましょう。ターゲット層が日頃どのあたりにいて、どのようなお店に入っているのか知るためにも、実際に現地を見て回るのがおすすめです。