飲食店開業に必要な金額は1000万円って本当!?

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飲食店を開くためには、必ずある程度の開業資金が必要となります。お店を借りたり、什器を揃えたりするだけでもかなりの額が必要です。 では、具体的にいくら用意すれば自分のお店を持つことができるのでしょうか?

必要な金額は条件によって異なる

飲食店の開業に、具体的にいくらの資金が必要になるのかは、どのようなお店を開くのかによって大きく異なります。
例えば、客席数が50席のイタリアンレストランを経営して、ウエイターや料理人を何人も雇うということになれば、それだけ広い店舗を借りるためのお金と内装工事費がかかることになりますし、人件費も確保しておかなければなりません。
自宅の1階に家族だけで小さなカフェを経営するというのであれば、店舗の保証金や賃料は発生しません。代わりに改装のための工事費が必要になりますが、人件費や仕入れ代も大規模レストランほど多額にはならないでしょう。

実際に自分が開業したい飲食店の開業資金がいくらかかるのかの目安になるのが、「年商の目標の半額」という数字です。つまり、月に100万円、年商1,200万円の売り上げを目標とする飲食店を開くのであれば、開業資金は600万円程度用意したいということになります。なお、この100万円というのは、利益ではなく売り上げですから、開業資金として600万が必要なのは比較的小規模なケースです。

必要な金額の内訳は家賃や工事代金

店舗を借りるためには、保証金が10か月程度かかることもあり、高額の資金を用意する必要があります。開業資金として用意すべき金額の多くは、こうした保証金や前払い賃料、内装工事費に費やされます。店舗を借りるためのお金や内装工事費は、それぞれ数百万単位でかかることも珍しくありません。

それに加えて、オープン当初は広告にも力をいれる必要がありますし、備品や仕入れにもお金がかかります。さらに、安心して経営を行っていくためには、売り上げが伸び悩んだ時に経営を続けられるだけの貯蓄もあると良いでしょう。オープンから半年程度は売り上げが思ったように伸びない可能性もあると考えて、余裕を持っておくのが理想です。

自己資金が1000万円あると安心して開業できる

飲食店の開業資金は、節約しようと思えばかなり抑えることも可能です。店舗の規模を小さくする、駅から離れた物件を借りる、移動型の店舗にするといった方法で節約することもできますし、必要な内装工事を自分で行う、必要な備品をリサイクル品で揃えるといった工夫をすれば、少額の資金で飲食店を開くことも夢ではありません。

しかし、あまりにも節約して作られた飲食店は、居心地が良くなかったり、メニュー開発が中途半端で魅力的でなくなってしまったりする可能性もあります。
さらに、余裕資金がないことで、悪天候による来客数の減少や食材の高騰などに耐えられず、経営難になることもあるでしょう。そうしたリスクに備えるためには、やはりある程度の資金を用意しておく必要があるのです。

設備を整えたうえで、運転資金に余裕を持って開業するための目安は、1,000万円とも言われています。飲食店の開業資金は、融資を受けて用意することもできますが、融資を受けるということは、その後の売り上げを返済に回さなければならなくなるということです。
事業を健全に継続していくためには、やはりできるだけ多くの自己資金の準備が大切です。

まとめ

飲食店の開業に必要な資金は、お店の規模によって大きく異なりますが、目標とする年商の半分が目安になります。開業資金は節約することもできますが、余裕を持って経営をしていくためには、やはりある程度の余裕資金を用意しておくことが大切です。経営者の生活費や開業直後の不安定なキャッシュフローも考慮し、1,000万円用意できれば安心でしょう。