50万? 100万? 飲食店に必要な売上は!?

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飲食店を経営する上で気になるのが、「どのくらいの売り上げがあればお店を継続していけるのか」ということでしょう。開業してすぐに経営に行き詰まってしまうということがないように、事前にどのくらい売り上げればやっていけるのかということを考えておく必要があります。

必要な売上を把握することが経営の第一歩

どのような業種であっても、事業を成功させるためには、確固たる計算に基づいた資金計画を立てることが必要です。ただ漠然と日銭を稼いでいるだけでは、気付いた時には大赤字になっていた、ということにもなりかねません。

一体いくら売り上げれば支払いに困らない経営ができるのか、具体的に計算してみましょう。目標額がはっきりしていれば、それに届いているかいないかで、経営状況を判断することもできます。事業が成功しているのかいないのかわからないということがないように、必要な売上額を把握して、実際の収入を比較できるようにしておきましょう。

必要な売上は経費の額から決まる

必要な売上額は、それぞれのお店によって異なります。家賃の10倍が目安になると言われることもありますが、移動販売のカフェカーなどは、店賃がほとんどかかりませんし、繁華街にあるラーメン店などは、反対に家賃が占める割合が高くなると考えられます。
あくまでも目安は目安ですから、実際に自分のお店でかかる経費がいくらなのかを計算してみましょう。

飲食店の経営に必要な経費は、家賃、光熱費、原材料費、人件費。さらに融資を受けている場合はその返済金などです。これに加えて、自分自身の生活費を稼がなければいけません。こうした必要額の合計が、そのまま売り上げの目標となります。必要な額と同額を稼げれば赤字にはなりませんし、それよりももっと売り上げが伸びれば、それだけ利益が上がっているということになるのです。
既に飲食店を経営している場合は、実際の毎月の支出額と、年間で支出する臨時の出費を月割りにした額を算出してみてください。また、新規開業をする場合は、臨時出費を鑑みて、ある程度余裕を持った売り上げ目標を立てるのがおすすめです。

人を雇う場合経費は大きく跳ね上がる

家賃や光熱費、原材料費などは、なかなか節約しようと思ってもできるものではありません。おおよそ支出額は一定になりますから、必要額の予想もたてやすい支出項目です。
一方で、人件費については、人を雇うか雇わないかで大きく経費が変わってきます。
仮に、時給1000円で1日5時間、1人の従業員を雇うとしましょう。月に26日稼働すると考えると、かかる人件費は130,000円になります。これは、1人ではなく2人であっても、稼働時間が変わらなければ同じことです。
しかし、従業員を1人増やして、1日5時間、2人の従業員を雇おうとすると、かかる人件費は倍の260,000円になってしまいます。
人を増やす場合は、それだけの収入を見込めるかどうかを慎重に考えましょう。赤字に陥る原因となることがないよう、売り上げと経費のバランスを見る必要があります。

人を雇うことで発生する経費は、給料だけではありません。労働保険への加入が必要となりますし、エプロンなどの備品の支給、交通費の支給なども発生します。このようなプラスアルファの支出まで考えた上で、人を雇うのかどうかや、どのくらい出勤してもらうのかを決めるようにしてください。
忙しいからといって安易に人を増やしたり、従業員が希望してきたからといって必要のない時間帯に出勤させたりすることが調整する必要があります。

まとめ

飲食店に必要な売り上げの目安は、家賃の10倍と言われることもあります。しかし、実際にいくら必要かは、お店の業態などによって異なります。具体的な経費と、自分自身の生活に必要なお金を計算してみましょう。これらの必要額が、そのまま赤字にならないギリギリの売り上げ目安となります。ですが、年払いの税金や備品の買い足しなど、月々の決まった支出以外にも支払いは発生するため、目標は高めに設定しておくようにしましょう。